Microsoft Teamsに追加された新機能(2020年6月)

Teamsアップデート

毎月どんどんアップデートされ新機能が追加されているMicrosoft Teamsですが、2020年6月の機能追加発表の中から、私が気になったものをピックアップしてみます。

49人同時表示のラージギャラリービュー(Large Gallery View)

Teams会議でのビデオの表示でのグリッドビューが 7 x 7 に拡大され、1画面で最大49人(+右下の自分で50人)の表示になります。

4月のアップデートで4人から9人になって、画面サイズ的にもこれくらいで十分かな、と思っていましたが、わずか数ヶ月でZoomやWebexに追いつけ・追い越せですかね。

次に紹介するバーチャルブレイクアウトルームでもそうですが、このあたりは企業の会議よりも、研修や学校などの授業をターゲットにしているような気がします。教育現場での需要の大きさを感じます。

バーチャルブレイクアウトルーム(Virtual Breakout Rooms)

以前からZoomで搭載されていた人気機能のブレイクアウトルームがTeamsにも搭載されるようです。

ブレイクアウトルームとは、一つの会議の中で、いくつかのグループに分けた空間を作ることが出来る機能で、実際の研修風景などをイメージすると分かりやすいと思います。50人の集団研修の途中に「では10人ずつの5つのグループに分かれて、この課題についてブレストしてみてください!」みたいなシーンがあると思いますが、まさにあれをTeams会議の中で実現する機能です。

実装は今年後半らしいので、暫く先にはなりますが、集団研修での利用が一気に加速する機能であるのは間違いないと思います。

会議や通話の別ウィンドウ化(Multi-Window for Meetings & Calling)

これはかなり嬉しい機能。5月にチャットの個別ウィンドウ化が出来るようになったときに、

会議の画面を別ウィンドウにできると便利になりそうだなという印象

と書きましたがまさに待ち望んでいた機能。内職するな、と言われればそれまでですが、Teams会議中に他の操作をすることは非常に多いため、その都度会議の画面が左上に小さくなるのは結構不便でした。

そのため、いつもTeamsアプリで会議に参加しつつ、ブラウザでTeamsにアクセスするという策で乗り切っていたのですが、これでその手間がなくなるのではないかと思うとありがたい。


ここまでくると結構機能的には充実している印象が強く、むしろ会議中にPCが重たくなり過ぎる点や、トラフィックが多すぎる点などのパフォーマンス改善に全力を挙げてほしいな、という印象が強い。

日本国内で言うと、USでしか提供されていないライブキャプション(字幕 そして議事録へ)の機能が早く対応してほしいな、と思うところ。学習し精度をあげた字幕が出来るようになるために、Azure Cognitive Servicesとの有料オプション連携が必要、というのであればそれでもいいと思う。Microsoftとして一番今売りたいのはAzureであるのは間違いないし、Azureで課金が発生するとしてもそれ相応の需要はあるのではないかと。

その他には、個人的には、Teams会議中にPCが重たくなることを避けたいから、最近はTeams会議だけiPadから参加ということをする。

iPadで共有するときは、PowerPointのファイル or 画面操作全ての共有になってしまうため、出来ればPCのように共有するアプリを選択できるようになると最高だな、と思っているが、果たしてこのあたりはUser Voiceにあるだろうか。また調べてみようと思う。

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