Power Automateの日時コネクタで日本時間に変換する

PowerAutomateで日時を扱うときに、日本時間に変換して処理する方法として、getFutureTime()とaddToTime()を使った方法を先日記事にしましたが、あらかじめPowerAutomateで用意されているコネクタにもタイムゾーンを変換する便利なものがあります。

「日時」コネクタです。以下のようなアクションが利用できるため、今回は「現在の時刻」と「タイムゾーンの変換」を使って動きをみてみようと思います。

簡単なフローを作ってみる

今回はこの2つのアクションがどのような値を返してくれるかを確認するだけなので、現在の時刻を取得し、日本のタイムゾーンに変換し、変換前と変換後の値をメールする、という処理で中身をみてみようと思います。

タイムゾーンの変換アクションの中で「書式設定文字列」という項目があり、プルダウンで好きなのを選ぶことができます。後続の用途にあわせて選ぶと良いでしょう。今回は現在の時刻で取得してくる標準的な「ラウンド トリップ日時パターン」にしています。

このフローを実行して、受信したメールを確認すると以下のような内容になっていました。(そろそろ「Flow」という以前の名前をなくしたらいいのにな、て思いますが)。

というわけで、変換前のUTCの時間に対して、変換後は+9時間されて日本の時間になっているのが分かります。

最初から用意されているコネクタを使う方が、万人向けで、エンジニア以外が使っていこう!というPowerAutomateの思想には近いと思うので、こちらの方が良いかもしれませんね。


余談になりますが、そのままメールを送信すると、1行目と2行目の間の改行を無視されましたので、改行コードを変換して改行させる式をいれています。全然、万人向けじゃない!(笑)

参考にした情報は以下です。

Re: Replace Newline in Flow Expression
Thanks Michael.   Here's what I'm currently using as a workaround:   uriComponentToString(replace(uriComponent(body('Html_to_text')), '%0A', '')) I figured, sin...

コメント

タイトルとURLをコピーしました